おばあちゃんが帰ってきました。

ちょっと落ち着いた。

数日前の朝、病院から電話がかかり、呼吸が弱いので義父に病院に来るようにとの連絡を私が受けました。

義祖母も年が年だったし、いつ病院からそういう連絡が来てもおかしくない状況でしたが、やっぱり、そういう電話を受けるのは心にショックがありますね。結局、父が病院に着いた時には息を引き取られた後でした。

その日は 午後から娘の年に一度の発表会でした。娘には、おじいちゃんに聞いてみて、行けそうなら、お父さんお母さんはいけないと思うから娘だけ行くことになるけど、どうするかきくと、それでも、行きたいといいました。

義母は病気で動くことが難しいので、私が家にいてあれこれとしなければとおもっていましたが、 親戚の方も来てくださり、また、子供の事を優先させなさきゃとおっしゃっていただいたので、お言葉に甘えて 家族で娘の発表会に行くことができました。

 

思えば、義祖父の時もちょうど、娘の出産予定日で、皆さんにご心配おかけしましたが、結局産まれてきたのがその10日頃で、空気を読んで出てこなかったいい子と言われたのをおもいだしました。

 

おばあちゃんが家に白い布にくるまれてかえってきて、みんながお帰りと声をかけるけど、あたりまえだけど、返事も何もない。

死なないと家に帰れない現状はどうしようもないんだなとちょっとおもいました。かといって、家で看取るだけの余裕はなかったんだけど…。

それから、納棺もしました。

お顔を綺麗にお化粧してもらいました。元気な頃の化粧と口紅とかイロミなんかが違うのでなんだか、不思議な感じ。

その日の夜主人に、おばあちゃんや納棺の事をあれこれ話していて ふと、普段化粧を全くしない私も、死んだら、綺麗に化粧されちゃうのかな?というと、

『お前の顔が全然違うってザワザワしちゃうんじゃん(笑』

『確かに!(笑』

と、二人で笑いました。

おばあちゃんとは4年ほどしか一緒に暮らしてはいなかったけど、娘が小さいころちょくちょくお菓子をもらっていたなとか 一緒にお茶の時間でお話ししてたなとか、細かいこともおもいだしました。

孫嫁の立場ではありますが、それなりにかかわりを持っていたので、さびしさはありますね。

まだまだ、やることはあるので、 周りの皆さんに助けてもらいつつ 自分なりに精一杯おばあちゃんの為にしようとおもいます。