大切な一冊

かわいいからだの救急箱

 

今まで生きてきた中で 私にとって 大事な時期、変わるべきときに、必ず私にとって大事な本に出会うことがあります。

 

それは、探していた本というよりは、その時に直感的にコレという本です。

それは、漫画であったり 小説であったり、雑学的なものであったり…

 

少し重い話ですが

私には幼少期に男性から受けたトラウマがあり(そのことについては主人にしか話していません)男性恐怖症のようなものが少しあったり、自分のことが汚いと思うようになり、手がかさかさになっても手を洗う事がやめられない(ハンドクリームをつけると気持ち悪いので)回し飲みも親とすらできない 子供時代をすごしていました。

男性を好きになることはなく、むしろ、男性になってしまえば 気持ちが楽になるのではと考えたりもしてました。

なので、好意をよせるのは、同性ばかりでしたが、他人と密な関係になる自分が想像するたび汚らしく思え、ただ、その子をみていだけ、

 

それなりに友人もいましたが、ちょっと変わった子という感じで接してもらってた(今も)ので いじめとかまったく無関係で過ごしてました。

 

つまりは、私の気持ちと行動しだい。

高校生のころに一度、この性格を変えたいと思いましたが頑な私の気持ちはさらに頑ななままで…挫折

 

高校を卒業して、地元を離れ就職。今までの私を知っている人間が皆無の場所ならと 徐々に回し飲みができる程度には変わりました。

 

でも、男性は苦手…

女の子と遊んでるほうがたのしいし安心する。

でも、もう少し変わりたい!!

 

私の変わりたいと思う気持ちを

その時ぴったりに

まるで背中をぽんとやさしく押してくれる本に出会ったのです!!

 

それが 本屋で平積みなっててたまたま目に留まった

 

かわいいからだの救急箱

 

という本。 

 

当時は色々と仕事やこのままのじぶんでいいのか?とかとにかく

小さなストレスを抱えて 自分の体を大切にしてこなかった。

そんなときに出会ったこの本。

本の内容は

自分の体に耳を傾けて、体を大切にするような感じ、

なにより

『あなたのからだはかわいい』

というフレーズに衝撃が走りました。

内容もためになって面白かったけど、何よりも 自分が自分を大切にするということが

素直に受け入れられたこと。

 

受け入れたことによって、大きく気持ちに変化があらわれました。

 

まず、好みの色の変化

今までは、黒や青といった 暗い冷たいイメージばかりの服だったりものだったのが 急に ピンクや黄色、緑など 明るく温かいイメージの服や物を集め出した事。

 

次に、柄物の好みの変化

無地ばかりだったのが、花柄モチーフなど女性好みのものを持つようになった。

 

その、気持ちの変化で 初めて生身の男性を好きになり付き合うことができたこと(その男性と結婚して子供も出来ました)

 

もし1ヵ月出会うのが早かったり遅かったりしてたら…

もし本屋で平積みになってなかったら…

 

きっと出会うことはなかったかもしれないし、まだ、私は変わることが出来ず 一人で生きていたかも知れません。

 

けれど大切な一冊というのは 大げさでもなく 必要としている時期に必ず出会えるんですね。

 

何事もなければ まだまだ先の長い人生

あと、何冊大切な一冊が出来るか

これからも楽しみです。