きっかけは杉浦日向子さん
私が江戸を好きになったきっかけ
子供のころ昔の日本といえばちょんまげ、着物、刀、辻きり、農民に厳しい、いつも飢饉…そんな感じのイメージをただ漠然といだいていました。
そんな私に
あれ?じっさいはちがうんじゃないか?
あれ?結構楽しく暮らしてたんじゃないか?
ちょっと気になる→調べてみよう→おもしろい
と思わせる出来事がありました。
わたしにとっては、ただただ衝撃的で刺激的な出会いでした。
学生のころテレビでお江戸でござるという番組があり、父が観てたのでたまたま一緒にみたのがきっかけ
うろおぼえなんだけど、今で言う、一般庶民の暮らしぶりなんかを面白おかしくお芝居にした番組で お芝居が終わると
着物を着た にこにことして丸顔のお姉さんが出てきて、その日のお芝居で、よかったところ、違うところを 独特の心地よいしゃべり口で説明していて、この人は江戸から現代を行き来している人なんじゃないかという 説得されられる感じ
そのころは このお姉さんの名前を知らずに何をしている人なのかもわかってなかった。
ただ、お芝居の最後に出て解説してくれたりするお姉さんに夢中になった。
だって、江戸時代の研究をしたりしてる人といえば、男性で年を取ってて堅い感じのイメージしかなかったのに、女性で若くて、やわらかい感じの人がいるというのにおどろいたんだもん!!
それから月日がたち 私は社会人となり 学生のときよりも使えるお金が増え 思う存分漫画を買うべく 色々な本屋に通い 漫画だけでなく 雑学系の本にも興味を示し
そんな本棚を見ていたら 江戸時代の暮らしについての本にたどり着き 気になり
購入し、読み勧めると これがおもしろい!!
文章がわかりやすく よみやすい、イメージ的にはやわらかくシンのある感じ、
読んでて途中で気付いた…(私、気になる本はタイトルと中身をぺラッっとよむ程度で、直感的にコレ!という感じで漫画と一緒にレジに持っていくという買い方をしているのであたりはずれがだいぶある)
それから、杉浦日向子さんの本の虜になりネット環境がない私は本屋で地味に探し回ってあれば購入を繰りしてたある日、杉浦さんが亡くなったことをしり、びっくりしました。
亡くなられてたのはホントにびっくりしたけど、テレビで見たあのかわいらしいにこにことした杉浦日向子さんとの出会いがなかったら江戸の暮らしに興味をここまで示さなかっただろうなと思う。
ありがたい存在です!!
本の後ろに杉浦さんは亡くなったというよりは、江戸に帰っていった。というのが書いてあり、粋だなとおもいました。
亡くなったのではなくご隠居さんになったんですね!
ますます 好きになってしまう。